各業種インタビュー

サイバー犯罪対策課 特別捜査第三係 巡査長

普段はどんな仕事をしていますか?

情報工学の専門捜査官として、不正アクセスなどインターネットを介して行われた犯罪に関する捜査に携わっています。具体的な業務としては、犯人を捕まえるために必要な資料の収集や関係機関との調整、関係者からの事情聴取、さらにサーバへのアクセスログなどの資料や押収した携帯電話・パソコン等の証拠品の精査、解析を行っています。

やりがいを感じた瞬間は?

自分の専門的な知識を捜査の役に立てることができた瞬間です。サイバー犯罪捜査だけでなく、インターネットを通じた脅迫、名誉棄損事件等でも、専門的知識が必要なときがあり、他部門から助言を求められることがあります。そういったとき、適切な助言ができ、捜査の進展に役立てることができるとやりがいを感じます。今後もあらゆる部門の捜査において、適切な支援ができるように、専門的な知識や基本的な捜査能力を高めていきたいと思っています。

警察官を目指したきっかけは?

大学生のときに、警察主催のサイバー犯罪対策ボランティアに参加したことです。そのボランティアを通して、サイバー犯罪が多様化し、年々被害が増加している現状を知り、その犯人逮捕や未然防止対策に貢献したいと思うようになりました。その後、就活中に福岡県警察の業務説明会に参加して、情報工学の専門捜査官の採用枠があることを知り、まさにこれだと思って受験しました。

就職活動中のあなたへ

自分の専門知識やスキルに自信がある方はもちろんですが、自信のない方でも、少しでも興味があれば受験してほしいです。情報工学の専門捜査官は専門的知識を必要とする職種ですが、職歴、資格の有無に関係なく受験することができますし、実際に私自身も資格や職歴はありません。専門的知識をいかして犯人を捕まえたい、被害者を救いたいという情熱を持った方は、ぜひ受験してください。