小倉北警察署のホームページをご覧の皆様、ご訪問いただきまして、誠にありがとうございます。 7月の小倉は、小倉祇園太鼓、小倉競馬、ラグビー日本代表のテストマッチの開催に加え、参議院議員選挙も行われ、街には多くの人出がありましたが、これらのイベントでは大きな混乱もなく、無事に終えることができました。 8月以降も多くの集客が見込まれるイベントが予想されておりますが、雑踏事故等が発生しないよう、しっかりと対応してまいります。 さて、私は3月の着任以来、治安対策上、とても気になっていることがあります。 それは、小倉では「刃物を使用した事案が多い」ということです。 本年1月から7月までの間に、管内で発生した刃物使用事案を調べてみたところ、総件数は49件(前年同期比+13件)であることが分かりました。 事案の内容は、単なる刃物の携帯から、刃物を示す、切りつけるなど様々ですが、単純計算で月平均7件、週に1件以上の刃物使用事案が小倉北区内で発生していることになります。 昨年12月には、小倉南区のファストフード店で、刃物によって女子中学生の尊い命が奪われる痛ましい事件が発生したことも、皆様の記憶に新しいことと思います。 今の状況では、北九州市が「安全・安心な街」として内外から理解されることは、まだ難しいのではないでしょうか。
この事態の改善を目指し、小倉北警察署では、市民の生命・身体の安全を脅かす刃物使用事案の絶無を期すべく、行政、医療機関、教育機関、検察庁とも連携し、各種対策に取り組んでいく所存であります。 引き続き、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、どうぞお願いいたします。 安全・安心の思いをカタチに 小倉のまちは ONE TEAM 令和7年8月 小倉北警察署長 谷山浩一郎
