金属窃盗対策
金属類の取引価格高騰に伴い、全国的に金属類※の盗難被害が相次ぎ、近年福岡県内においても増加傾向にあります。
※ 金属類とは以下の総称です ○ 金属ケーブル(銅線など) ○ 金属板(敷鉄板、橋銘板など) ○ 金属管 ○ 水道の蛇口 ○ 用水路等の蓋(グレーチング) ○ その他の金属類(門扉、フェンスなど) など |
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1 発生状況(福岡県及び全国の認知件数)
| 福岡 | 前年比 | 全国 | 前年比 |
令和2年(2020年) | 145 | ー | 5,478 | ー |
令和3年(2021年) | 122 | -23 | 7,534 | +2,056 |
令和4年(2022年) | 296 | +174 | 10,368 | +2,834 |
令和5年(2023年) | 422 | +126 | 16,276 | +5,908 |
2 防犯対策
被害を未然に防止するため、確実な防犯対策の実施をよろしくお願いします。
また、犯人は事前に下見をして防犯設備の設置状況等を確認することがあります。
不審者や不審車両(普段見かけない人や車)を見かけた際には迷わず警察へ通報しましょう。
〇 工事業者・施設管理者の皆様へ
・ 銅線等を屋外に放置せず、鍵のかかる倉庫等で保管するなど、確実な管理を実施しましょう。
・ 防犯カメラ・センサーライトの設置、機械警備の導入等の設備面の強化や、定期的な巡回を検討しましょう。
〇 太陽光発電施設管理者の皆様へ
・ 防犯カメラやセンサーライトの設置などの機械警備を導入し、定期的な確認とメンテナンスを実施するとともに、施設や設備の異常の早期発見に努めましょう。
・ 定期的な巡回の実施や警備員の配置等、人的な防犯対策の強化も検討しましょう。
・ ケーブルを地中に埋没するなど、容易に運搬・切断されないよう対策をしましょう。
・ 外から見て施設周辺の管理が行き届いていなかったり、整理ができていないと思われないよう、定期的な草刈り、フェンス等の設備を整備しましょう。
・ 施設の外周や出入口に警告看板等を設置しましょう。
〇 買取業者の皆様へ
・古物商の方へ
古物営業法の規定に基づく古物の買受け時における本人確認、帳簿への記載、不正品の疑いがある場合の警察への通報を徹底してください。
※ 古物に該当しない金属類の買受け時についても可能な限り本人確認をしていただくとともに、不正品の疑いがある場合は警察へ通報してください。
・金属リサイクル業者の方へ
金属類を買い受ける際には、可能な限り相手方の本人確認をしていただくとともに、取り扱う金属類について、少しでも盗難品や不正品等ではないかと感じた場合は、買い受けることなくすぐに警察へ通報してください。
3 警告チラシの活用
防犯対策の一環として、多言語警告チラシを作成しています。
施設外周等への掲示をご検討ください。
また、掲示の際には、耐久性を考慮し、ラミネート加工するなど劣化防止への留意をお願いします。