嘱託警察犬、指導手の募集について


1 はじめに

福岡県警察では、県警察が直接飼育・訓練する「直轄警察犬」と、民間の方が飼育・訓練し、警察が嘱託する「嘱託警察犬」の2種類の警察犬を運用しています。
嘱託警察犬の任期は1年であり、毎年1回、嘱託警察犬審査会を開催し、嘱託警察犬を募集しています。
同時に嘱託犬の指導手も任命しており、事件等発生の際には、嘱託犬と共に出動し、捜索活動等に尽力していただいています。
   

2 嘱託警察犬の活動

犬の鋭い嗅覚等を生かし、犯人や遺留品の発見、行方不明者の発見等の警察活動に協力していただきます。

3 審査受審資格等

「嘱託警察犬」
○犬種は問わないが、審査時に生後1年を超えた犬で、犬と所有者を特定できる血統書を有すること。
※血統書発行法人は、いずれの法人かを問わない。
※血統書の所有者欄が現所有者名義となっていること。(未記載で繁殖者が現所有者の場合を除く)
※所有者変更ができない者については、前所有者に記載してもらった譲渡証明書のコピーを提出すること。
○服従等の基本訓練を十分受け、かつ、警察犬としての捜索能力を有する犬であること。
○目的物発見時は、咆哮・停座・伏臥等、明確な告知態度ができること。
○福岡県内で飼育されている犬で、緊急時の出動要請に応じられること。
○伝染病疾患等が無く、四肢骨格等が健全で、現場活動に耐えられる健康な犬であること。
○狂犬病予防接種済みの犬であること。
○受審犬は個人が所有する犬とし、法人又は団体が所有する犬は不可とする。

「嘱託指導手」
○警察犬の活用能力を有し、心身ともに健康であること。
○緊急要請時に車両で犯罪現場等への出動が可能であること。
○反社会的勢力の構成員及び関係者でないこと。
○狂犬病予防法、動物の愛護及び管理に関する法律等、犬飼育の関係法令を尊守していること。


4 審査科目

「捜索追及」(選択科目)※足跡追及と同義
印跡者(仮想犯人)が歩いたコースを犬に追及させ、目的物(仮想遺留品)を発見させるものです。
印跡して10~30分後に追及を開始し、コースの一部にアスファルト舗装を採用する場合があります。
仮想遺留品には、カーペット片、布、木片、合成樹脂製品、紙製品、金属製品の中から1点を置き、制限時間は4分とします。


「捜索救助」(選択科目)+「服従」
○服従
ノーリードでの捜索中における緊急の立止命令に従えるかを事前に審査します。
日頃、持来訓練や遊びで使用している物を10メートル先に投てきします。
持来の指示によって犬を出発させますが、途中で犬に停止の指示をして停止させ、持来させずに呼び戻します。


○捜索救助
指定範囲内に隠れている捜索対象者(仮想要救助者)を犬に捜索させ、発見させるものです。
原則ノーリードで実施し、制限時間は5分とします。
服従審査を実施後、捜索救助審査を実施します。

 以上のとおり、各科目(複数選択可能)を受験していただきます。
 単体科目のみでの嘱託警察犬指定も可能です。
 単体科目のみの指定を希望される場合は、該当の審査科目のみの受審となります。

  

5 嘱託期間

審査翌年の4月1日から
翌々年3月31日までの1年間


6 お問合せ

質疑については下記の問合せ先まで連絡お願いします。
○所属課室
警察本部刑事部鑑識課警察犬係
○電話番号
092-641-4141(内線番号4637)
 

PAGE TOP