地域の力＋警察の力

〇本年（令和４年）４月に城南警察署が開庁し、およそ２カ月が過ぎました。
　この間、城南区内の公民館を訪問させていただき、各校区の自治協議会会長をはじめ、防犯、交通安全活動等に取り組まれている方々とお話する機会をいただきました。
　こうした機会を通じ、あらためて、この城南の地には、子どもや孫、そしてこの地の平穏のため…という想いで、通学時間帯の子ども達の見守り、路上のごみ拾い、夜間の火の用心の呼びかけ等様々な社会貢献活動に取り組まれている方々がたくさんおられるということを実感しています。

〇ところで、犯罪抑止の考え方の一つとして「割れ窓理論」というものがあります。
　簡単に言いますと、以下のような考え方です。

　　●例えば、建物の窓ガラスが割れている状態が放置されていると、それは「この建物（その地域）には誰も関心を払っていない」というサインとなり、犯罪の起こりやすい（素行不良者にとっては居心地の良い）環境を作り出す。
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　　●窓を割ることへの罪悪感が薄れるなど全体のモラル低下につながっていく。
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　　●軽犯罪が起きるようになる。
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　　●その地域で、より大きな犯罪が起こる可能性が高くなる。

〇上記のとおり、この城南の地には、「割れた窓」を放置しない、信頼できる方々がたくさんおられます。
　そして、我々城南署員も、防犯教室の機会や警らの途中などに、なるべく公民館を訪問するなどし、そうした地域の方々と接し、お話しするよう心がけています。
　地域の皆様と警察署が、地域の安全・安心のため、同じ方向を向き、力（意識）を合わせることができれば、その力は絶大です。
　ぜひ、皆様とともに、誰もが安心して生活することができる「城南区」のために仕事をしてまいりたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。