5月30日(土)、「六月博多座大歌舞伎」の開演に先立って行われました『船乗り込み』に参加させていただきました。
博多座船乗り込みは、六月博多座大歌舞伎の開幕を前に行われる博多の初夏の風物詩です。歌舞伎俳優の皆さまが船に乗り込み、博多川を進みながら市民の皆さまへ公演を披露する伝統的な催しで、毎年多くの観客で賑わいます。
当日は天候にも恵まれ、さらに歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎さん(音羽屋)と六代目尾上菊之助さん(音羽屋)の襲名披露の話題も重なったことから、沿道や橋の上には非常に多くの観客の皆さまが集まり、博多のまち全体が華やかな空気に包まれていました。
私も、キャナルシティ博多で開催された乗船式典から博多リバレインまでの船乗り込みに参加させていただき、市民の皆さまの笑顔や期待に満ちた表情やその熱気を間近に見ることができました。
特に今回は、歌舞伎俳優の市川團十郎さん(成田屋)、中村雀右衛門さん(京屋)と同じ船に乗せていただくという大変貴重な機会にも恵まれました。
船が進むたびに沿道からは大きな歓声や拍手が送られ、博多の皆さまが歌舞伎文化をどれほど大切にされているかを改めて実感しました。出演者の皆さまの存在感はもちろんですが、それを迎える博多の人々の温かさもまた、この行事の大きな魅力だと感じます。
博多座は、平成11年の開場以来、歌舞伎をはじめ様々な舞台芸術を発信し続け、福岡・博多の文化を支える重要な存在となっています。船乗り込みは、その博多座と地域との強い結び付きを象徴する行事の一つでもあります。
警察としては、多くの来場者が集まる中で安全確保に万全を期しながら対応しましたが、観客の皆さまのご理解とご協力のおかげで、大きな混乱なく行事を終えることができました。
博多のまちには、長い歴史の中で育まれてきた祭りや伝統文化が数多くあります。今回の船乗り込みでも、その魅力と活気、そして地域の一体感を改めて感じることができました。
これからも博多警察署は、地域の皆さまが安心して伝統行事や文化に親しめる環境づくりに努めてまいります。