署長の部屋
博多の初夏の風物詩!!
「六月博多座大歌舞伎」船乗り込みに参加しました!
5月31日(土)、「六月博多座大歌舞伎」の開演に先立って行われました『船乗り込み』に参加させていただきました。
今や博多の初夏の風物詩ともなりましたこの船乗り込みは、平成11年に博多座の?落としを記念して初めて開催され、途中、コロナ禍での中止をはさんだものの、今回で24回目を数える博多の一大イベントとなっています。
会場となりました清流公園から博多リバレインまでの博多川の沿道では、歌舞伎ファンのみならず、たくさんの観光客や地域の方が、手を振ったり大きな声援や掛け声をかけながら、博多に来られた歌舞伎俳優の皆さんを出迎えていました。
船乗り込みの始まりは江戸時代の大阪と言われており、当時、大阪で歌舞伎が開演される際、京都や江戸から訪れた歌舞伎俳優や一座が、「顔見世」のために道頓堀を船で移動しながら歌舞伎公演の宣伝を行ったことに由来する伝統行事であるとのことです。
今回、博多警察署長として、歌舞伎俳優の市川猿弥さん(澤瀉屋)が船頭を務める船に同乗し、博多川を1時間ほどかけて博多リバレインまで下って行きました。
途中、絶えることなく降り注ぐ歓声や掛け声を聞き、笑顔に笑顔で手を振り返すにつれ、歴史と伝統が息づく博多のまちで、伝統芸能である歌舞伎公演が毎年開催されるありがたみを感じるとともに、多くの方々が安心して博多のまちに来られ、ゆっくりとイベントや歌舞伎の公演を楽しんでいただけるよう、「犯罪の予防と検挙、安全安心のまちづくりにより一層邁進しよう」と思う一日となりました。