サイバー犯罪とは?

 サイバー犯罪の種類には、以下の3つがあります。

不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反

例えば、
  • 他人のID・パスワードを盗用して、オンラインゲーム、SNS等に接続する行為
  • 企業等が管理・運用するサーバコンピュータの脆弱性(セキュリティの弱点)を狙って同サーバのアクセス制御機能を無効にし、不正に利用できる状態にする行為
  • 実在する企業等になりすまして偽メールやショートメッセージ(SMS)を送信し、ID・パスワードなどを入力させてだまし取る行為
など

不正指令電磁的記録に関する罪及びコンピュータ・電磁的記録対象犯罪(刑法)

いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する犯罪として、
  • 不正指令電磁的記録作成罪(第168条の2)~(作成、提供、供用)
  • 不正指令電磁的記録取得罪(第168条の3)~(取得・保管)

コンピュータ・システムの機能を阻害し、若しくはこれを不正に使用する犯罪として、
  •  私電磁的記録不正作出罪(第161条の2第1項) 
  •  公電磁的記録不正作出罪(第161条の2第2項) 
  •  支払用カード電磁的記録不正作出罪(第163条の2第1項) 
  •  電子計算機損壊等業務妨害罪(第234条の2) 
  •  電子計算機使用 詐欺罪(第246条の2) 
  •  公電磁的記録毀棄罪(第258条) 
  •  私電磁的記録毀棄罪(第259条)

その他

上記の犯罪のほか、例えば
  • 児童買春・児童ポルノ法違反
  • 詐欺
  • 著作権法違反
などの様々な犯罪において、コンピュータやネットワークをその手段として利用したもの