普段はどんな仕事をしていますか？

薬物や拳銃事件、特殊詐欺や暴力団事件、国際事件の基礎捜査やその犯人の取調べを担当しています。組織犯罪は広い範囲で発生しているため、全国に長期出張に行って犯人の捜査をすることもあります。一般の企業や他の公務員では関わることのできない、組織的な犯罪に立ち向かうという特別な経験ができることは警察官の魅力だと思います。

やりがいを感じた瞬間は？

警察官は信頼関係あってこその職業だと思います。
実際に私は犯人の取調べのときに信頼関係を築き「あなただから話せる」と言われたことがあります。また、特殊詐欺の被害に遭われた高齢女性が私が不在の際、「あの子いないの」などと気にかけてもらうことがあり、やりがいや自分の必要性を感じました。私を信頼してくれる被害に遭われた方に犯人を捕まえた報告をしたときには、とても喜んでいただきました。

職場は働きやすいですか？

私は２歳と４歳の子どもの子育てをしており、保育園の送迎で普段から時間を短縮した勤務をしていたり、子どもの体調不良などで長期休暇を取得したりすることがありますが、一緒に働いている仲間が快く承諾してくれるので、仕事と育児を両立することができています。また、勤務時間に制限がある中でも、他の捜査員と同じように犯人の捜査もできるので、とても働きやすく、やりがいを感じています。子育て中の女性警察官が希望する部門で活躍できる組織になれるよう、そのモデルケースになれば良いなと思っています。