各業種インタビュー

城南警察署 事故捜査係 巡査長

普段はどんな仕事をしていますか?

交通事故が起きた際に現場へ出動し、事故捜査にあたります。
交通事故現場では車の損傷や道路の痕跡から事故の状況を把握し、特にひき逃げや飲酒運転による交通事故の場合は、聞き込みや防犯カメラ映像の確認など、犯人の検挙に向けた捜査を行います。
私は車やバイクが好きなので、時間を見つけては車両のカタログを見て、車やバイクの特徴を覚え、当て逃げやひき逃げ事故の捜査に役立てています。
福岡県警察は、「飲酒運転・交通事故抑止対策の強化」を活動重点の一つに掲げていますが、その目標を達成できるように、日々の業務に取り組んでいます。 

仕事で大切にしていることは?

交通事故捜査係としてさまざまな事故現場を見てきましたが、交通事故の多くはちょっとした気の緩みや不注意、慢心から引き起こされるものです。
交通事故の現場に出動した際は、事故の当事者に対し、今後事故を起こさないように気を付けるべきポイントや事故の原因について親切かつ簡潔に説明し、1件でも多くの交通事故を減らせるように努力しています。

自分の成長を実感した仕事は?

飲酒運転の犯人を取り調べたとき、その犯人が罪を認め、改心してくれたことです。
犯人は当初、嘘の供述をするなど犯行を認めませんでしたが、供述内容の矛盾点を突くとともに、犯人に対し辛抱強く反省を促した結果、ついに犯行を認め、自己の行いを反省し改心することを約束してくれました。
粘り強く犯人と向き合うことの大切さを学ぶとともに、交通事故捜査員として、悪を許さない、悲惨な交通事故を1件でも多く減らしたいという気持ちを改めて持つことができました。

就職活動中のあなたへ

警察官の仕事は、時折大変だと感じます。
しかし、どんなに大変でも、県民の方々から温かい言葉をいただくと、「警察官という仕事を続けて良かったな」と感じますし、やりがいや使命感を感じることができます。
少しでも世のため人のために役に立ちたいという思いがあれば、警察官として頑張っていけると思います。
ぜひ私達と一緒に福岡県警察で働き、県民の方々の安全・安心を守っていきましょう。