各業種インタビュー

博多警察署 交通指導係 巡査長

普段はどんな仕事をしていますか?

交通課交通指導係で白バイ乗務員として勤務しています。
主な仕事内容は、交通事故を未然に防ぐための交通指導取締りのほか、管内の事故が多い場所や通学路周辺でのパトロールになります。その他にも、日々のパトロール中に自分自身が事故を起こさないように、白バイの運転技術向上のための訓練を行ったり、飲酒運転や無免許運転等の交通違反事件の捜査を行ったりしています。

印象に残っているエピソードは?

上司とともに交通違反を検挙した際に、当初は取締りに対して怒っていた運転手が自己の違反を認め、反省の言葉を口にされたことです。最初に声を掛けたとき、運転手は取締りに納得がいかなかったのか、私達に対し怒鳴るなどの態度を取っていました。
しかし、上司が運転手に対し、違反内容の説明や事故に遭わないための運転のアドバイスを厳しくも温かく行ったところ、その方は自己の違反を認めるとともに、「自分の運転を見直してみる」と反省の言葉を口にされ、最後はお互いに笑顔で現場を離れたことがありました。
その時の上司の対応は、今でも私のお手本となっています。

警察官に向いている人はどんな人?

困っている人に手を差し伸べる勇気のある人だと思います。
警察官には犯人を追いかける体力はもちろんですが、その行動を起こす勇気が重要だと私は思います。
そう聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、例えば、道に迷っている人や目の前で落とし物をした人がいたときに、とっさに声を掛けることも立派な勇気です。
警察官には体力も必要ですが、困っている人に手を差し伸べる勇気がある人は、警察官に向いていると思います。

就職活動中のあなたへ

警察官の仕事は、刑事ドラマに出てくるような華々しい仕事よりも、一般の人には知られてない地道な仕事の方が遥かに多いです。
しかし、それでも警察官を続けていけるのは、県民の方々から「ありがとう」という言葉をもらえたときに、大きなやりがい・使命感を感じられるからだと思います。
皆さんも、私達と一緒に大切な人の安全・安心を守っていきましょう!