各業種インタビュー

第一機動隊 部隊 巡査長

普段はどんな仕事をしていますか?

第一機動隊レスキュー小隊の救助隊員として、いつ発生するかわからない自然災害に備え日々厳しい訓練を行い、専門的な知識や技術の習得に励んでいます。また、県警が保有するヘリコプターに搭乗し、上空からのパトロールや水難・山岳救助等にも従事しています。最近の活動としては、令和5年7月に発生した九州の豪雨災害に出動し、救助活動に従事しました。

仕事のやりがいは?

警察官になる前は自分がヘリコプターに乗って人助けをするなんて想像もしていませんでしたが、今はかけがえのない命を救うことに尽力できるこの仕事に強い誇りとやりがいを感じています。令和5年に出動した豪雨災害の現場では、土砂が崩れ流木が散乱する悲惨な状況の中、「絶対に助けてやる」という強い気持ちで行方不明者の捜索や取り残された住民の方の救助活動にあたりました。救助活動後、被災者の方から「ありがとう」「助かりました」と感謝の言葉をいただいたことは一生忘れることはできません。

警察官を目指したきっかけは?

私が警察官を目指したきっかけは、平成29年に発生した九州北部豪雨の時です。当時、大学生だった私はボランティアとして災害現場にいたのですが、水色と黄色の活動服を着て現場で人命救助や捜索活動にあたっていた警察官の姿を目の当たりにし「かっこいい」と憧れを持ちました。現在の部署は、まさにその時の警察官と同じ救助活動を行う部署です。あの時の警察官のように、誰かの憧れになることができるように日々全力で仕事に取り組んでいます。

就職活動中のあなたへ

私は警察官採用試験を3度受験し、3度目にしてようやく合格しました。諦めようと思ったこともありましたが、今となっては、あの時諦めずに頑張って良かったと心の底から思っています。「誰かのために役に立ちたい」「自分の住んでいる福岡を守りたい」という志を少しでも持っている方は、ぜひ採用試験を受験してみてください。一緒に働けることを楽しみにしています。