署長の部屋 第2回 若松警察署長として
 
皆さんこんにちは。若松警察署長の磯辺芳文です。
 着任して1ヶ月あまり、この間だけでも様々な方とご縁を得ることができました。お会いした皆様、それぞれの方が、若松の将来を見据え、今後どうしたら発展していくのかを真剣に考えておられることを実感し、私自身、警察署長として、若松の発展のため、できることは何でもやろうという意識を強く固めました。
 着任して、まず考えたのは、私の前職が捜査第一課長でしたので、平成13年6月29日に被害に遭われた関岡晴美さんのご遺影に手を合わせ、ご遺族とお話ししなければ、ということでした。ご仏壇にお参りし、関岡さんのお母様とお話させていただいたのですが、ご遺族の無念の気持ちは、時間の経過で和らいでいくなどということは全くなく、年を重ねるにつれ、大きくなっているのがわかり、捜査に携わっている当事者としては、申し訳ない思いと、何とかして事件を解決したいという思いを強くしました。これから、もう一度、捜査資料を精査するなど、捜査を尽くしていきたいと思います。皆さんには、事件発生から約18年経過しようとしていますが、「今だから言える」という情報等がありましたら、是非若松警察署にお寄せいただきたいと思います。
 また、平成28年12月9日、小学校1年生6歳という幼く尊い命を亡くされた池田陽菜(ひな)ちゃんが交通事故の被害に遭われた事故現場で手を合わせさせていただいた後、ご自宅にお伺いさせていただきました。ご自宅でご両親とお話しをさせていただいたのですが、お二人の言葉が非常に心に残りました。「交通事故は被害者や遺族は当然悲嘆に暮れてしまいますが、加害者やその家族もある日突然、少しの不注意により、生涯非難を受けることになります。ですから、被害者を出さないためは当然ですが、加害者を出さないためにも交通事故を1件でも減らしてほしいと思います。」もう一つ、亡くなられた陽菜ちゃんが書いて、学校に提出した「わたしはゆうえんちにいくことがすきです。みんなのえがおがみれるからです。」自分が楽しむより、みんなが楽しんで、その笑顔を見るのが好きなので、遊園地が好きだという、優しい気持ちのまま天国に行った陽菜ちゃんを思うと、目頭が熱くなりました。
 4月8日の第三回子どもの安全を守るための連絡会議では、そんな陽菜ちゃんの気持ちを大切にし、交通事故の被害者や加害者を出さないためにと池田様ご夫妻が交通安全協会に寄付していただいた「陽菜ちゃん基金」で購入した蛍光塗料が塗られた傘を新1年生に対して贈呈しております。雨の日、黄色い蛍光塗料が塗られた傘を見かけましたら、一層の優しい運転に努めていただきたいと思います。また、連絡会議では、陽菜ちゃんのお父様から「何気ない日々は奇跡の連続~陽菜から学んだこと」をテーマにご講演いただきましたが、非常に胸に突き刺さる内容でした。
 その他、ニセ電話詐欺の防止をして下さったローソン若松浜町三丁目店店長の林強様に感謝状を贈らせていただきました。また、若松高校の評議会、入学式、高陵高校の入学式にも出席させていただきました。
 4月12日に開催された今年最初の警察署協議会では、県警察の重点目標等について若松警察署の取組状況を9人の委員の皆様にご説明させていただきました。説明後の質疑応答では、「子どもを交通事故や犯罪から守るための取組」「性犯罪抑止への取組」「児童虐待防止への取組」「信号機のサイクル等が原因の交通渋滞緩和への取組」等について、本当に活発かつ有意義な意見交換をさせていただきました。協議会の内容については、後日、若松警察署ホームページ(ウェブサイト)に掲載いたしますので、ご確認下さい。
 これから、元号が「令和」と変わる中、今までにない大型のGW期間中の事件、事故の防止に努めますとともに、署員一同一致協力、スクラムを組んで、子ども、女性、高齢者を守る活動にトライしてまいりますので、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。


     
  平成31年2月に放映された「名探偵コナン」の舞台にて                  

   

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