小倉北警察署長　着任のご挨拶

　この度、第９２代の小倉北警察署長をさせていただくことになりました磯辺芳文（いそべよしふみ）と申します。大分県臼杵市出身で今月５９歳になります。警察本部の地域部長から参りました。

　北九州市とのご縁は、高校卒業後、北九州予備校小倉校に１年間通い、北九州大学法学部で４年間お世話になりました。大学時代は体育会ラグビー部に所属していました。警察官としては、小倉北区にある第二機動隊と若松警察署長を経験しております。北九州市を勉強しなおそうと「地球の歩き方　北九州市」を県外を含む７軒の本屋さんを回り、やっと入手することができました！！

　商業・金融・情報が集積する北九州市の中心部である小倉北区を管轄する署長に着任することとなり、光栄であるとともに、非常に身の引き締まる思いをしております。

　署員には、「小倉北区に関わるすべての人（住んでいる方、働いている方、学んでいる方、観光で訪れる方等）の安全・安心の確保のため、自分の業務に責任を持ち、全力を尽くすよう」とお願いしました。

　暴力団対策、ニセ電話詐欺対策、飲酒運転・交通事故抑止対策、性暴力・児童虐待等への的確な対応をはじめ、警察がやるべき治安課題は多岐に渡りますが、署員一人ひとりが、one for allの精神で、皆様に寄り添い、小倉北区の発展のため、治安確保という面で貢献していくよう、警察署全体の舵取りをしていきたいと思います。

　とは言え、小倉北警察署の一丁目一番地は、暴力団対策です。今年は、県警察が実施した頂上作戦から１０年の節目を迎えます。北九州からの暴力団排除に向け、署長として、署員と共に、住民等の皆様の先頭に立ち、各種暴力団対策を一層強力に展開していく覚悟です。

　北九州市民の方は明朗で人情に厚く、人への思いやりが強く、ボランティア精神に富んでいるという事は若松警察署長時代の一年半で実感し、体感いたしました。そのような市民の皆様に期待され、信頼していただくため、警察官としての集大成をここ、小倉の地で出し尽くしたいと思います。

　暴力団対策をはじめ、小倉北警察署が取組む各種警察活動に対する皆様のご理解とご協力をお願いいたします。